アルコールチェッカー CAX-AD100 の特長
JVCKENWOODのアルコールチェッカー CAX-AD100は、国内唯一のアルコール検知器の業界団体であるアルコール検知器協議会(J-BAC)の認定品です。
また、信頼性の高い日本製の高感度・高品質センサーを採用しているので、応答性が早く、迅速に高精度な測定が可能です。

ストロー方式とオープンブロー方式の2通りの測定方法に対応しています。
特にストロー方式は呼気以外の環境の影響を受けにくいため、より高精度な測定が可能です。
●ストロー方式 | ●オープンブロー方式 |
付属のアタッチメントと市販のストローを使用します。市販のストローは直径4~6mmのものをご使用ください。 | センサーカバーを上方向にスライドさせた状態で直接吹き込み部に息を吹きかけます。 |
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センサーの測定可能回数は5,000回です。
1日に複数回使用する場合も十分に対応できます。持ち歩く時もカバーがあるので、センサーをしっかり保護してくれます。

使用回数5,000回を超えると、センサー交換マークが点滅し、寿命をお知らせします。センサー寿命は、購入使用後1年または5,000回使用です。

測定の際は、デジタル表示部にカウントダウンが表示され、吹きかけ完了タイミングを電子音でお知らせします。

正確な測定ができなかった場合は、赤色LEDランプが点灯するとともに、電子音でお知らせします。

アルコールの低濃度領域をカットすることなく、0.00mg/lからデジタル表示で明確な測定が可能です。
※0.05mg/l未満は0.00mg/lと表示されます。

単3アルカリ電池2本で約1,200回測定可能です。電源ONのまま放置した場合でも、1分後に自動的にOFFになります。

仕様
メーカー / 型番 | JVCKENWOOD / CAX-AD100 |
---|---|
センサー方式 | 半導体式ガスセンサー |
測定値 |
0.00mg/Lから表示 ※0.05mg/L未満は0.00mg/Lと表示 |
センサー寿命 | 5,000回使用 または 購入使用後1年 |
測定時間 | 約15秒 |
使用温度 | 0℃~35℃ |
保管温度 | -10℃~60℃ |
電源 | DC3V 単3アルカリ乾電池2本 |
サイズ |
大きさ:約122×45×21mm 重量:約92g(乾電池含む) |
材質 |
本体:ABS、PC マウスピース:PP |
付属品 |
取扱説明書(保証書) 単3アルカリ電池2本 アタッチメント ストラップ |
使用上のご注意
ご使用の際は、下記の注意点にご留意ください。
■測定精度維持のために
本機は精密電子機器のため、本体に強い衝撃や振動等が加わったり、タバコの煙や強いニオイ成分等がセンサー部に吹き付けられた場合、機器に悪影響を及ぼし、正常に測定できなくなる事があります。
「飲酒しているのにアルコール反応が出ない」、「飲酒していないのにアルコール反応が出る」症状等、異常を感じた場合は、使用を中止し、弊社もしくは、メーカー(JVCKENWOOD)のコールセンターまでご一報頂きますようお願いいたします。
■測定前の準備
アルコール成分以外の一酸化炭素、揮発成分、化学物質等に反応する事があります。
食事や喫煙、洗口剤などを使用した後に測定する場合は、水でうがいをした後、最低20分以上経過してから測定してください。
■お手入れ方法
表示パネルが汚れたときはすぐに乾いた柔らかい布などで拭いてください。
熱湯や水、シンナー、アルコール等は使用しないでください。
■アルコール除菌との併用
アルコール除菌した際は、手指や空気中に残ったアルコールを誤検知することがあります。アルコール除菌による誤った判定を防ぐために、以下の使用手順を守るようにお願いします。
(1)手指をアルコールで除菌
(2)石鹸で手指を洗う
(3)アルコール検知器を使用する
その他
■白ナンバーのアルコール検査義務化について
(1)規定内容は?
1.安全運転管理者は運転者に対し、運転の前後に目視および「アルコール検知器」を使用して、酒気帯びの有無を確認すること
2.確認した記録をデジタルデータや日誌等で1年間保存すること
3.正常に機能するアルコール検知器(※)を常備すること
※正常に機能するアルコール検知器とは?
アルコール検知器の定義は「呼気中のアルコールを検知し、その有無または、その濃度を警告音/警告灯/数値等により示す機器」です。
アルコール検知器は精度を維持するため、製品ごとに使用可能回数や有効期間が定められています。メーカーが定めるタイミングで交換しないと動作保証されませんのでご注意ください。
(2)いつから?
当初、2022年10月1日から『「アルコール検知器」を使用して、酒気帯びの有無を確認すること』の義務化が周知されていましたが、検知器の製造、供給が追いつかず対象となる事業者に行き渡らない状況から、「当分の間」の延期が決定されています。
一方、運転の前後に運転者に対しての酒気帯びの有無を目視などで確認し、その記録を1年間保存する取り組みは、2022年4月1日からすでに義務化されています。
アルコール検知器を使用した酒気帯びの確認についても、検知器の供給状況等の見通しが立った時点で決定される見込みですので、早期にアルコール検知器を準備されることをおすすめします。
(3)対象は?
安全運転管理者選任事業所
※自動車5台以上(50ccを超える自動二輪車は1台当たり0.5台として計算)、または定員11名以上の自動車を1台以上保有している事業所
※法人ではなく事業所単位
(4)安全運転管理者とは?
安全運転管理者選任事業所ごとに安全運転管理者を1人選任し、管轄する公安委員会に届出をします。
また、安全運転管理者は安全な運転を確保するために下記の業務を行わなければなりません。
1.運転者の適性等の把握/2.運行計画の作成/3.交替運転者の配置/異常気象時等の措置/5.点呼と日常点検/ 6.アルコール検知器を用いた運転前後の酒気帯び確認/ 7.アルコールチェックの記録1年と常時有効性確認/ 8.運転日誌の備付け/9.安全運転指導
(5)罰則は?
2022年10月1日より、安全運転管理者の選任義務違反に対する罰則が、5万円以下の罰金→50万円以下の罰金に引き上げられました。
安全運転管理者の選任義務違反とは、安全運転管理者及び副安全運転管理者の選任を怠ることです。罰則は違反者と法人の両方に科されます。
もちろん、アルコールチェック義務を怠り、酒気帯び運転が発覚した場合にはより大きな罰則が科せられることとなりますので、該当する事業所においては検知器の整備及びアルコール検査体制の構築が早急に必要です。